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人形劇団【かわせみ座】



キャスト---------------------------
 人形操演・出演:山本由也、益村泉、冬木、ひすい
 ソプラノ歌手:Shuko(ソプラノ歌手、二期会)   
スタッフ---------------------------
 作:篠原久美子(日本劇作家協会理事) 人形美術・舞台美術・人形操演指導:山本由也
 演出:山本健翔(ショウデザイン舎) 音楽:松本雅隆(ロバの音楽座)
 振付・アドバイザー:西田堯(西田堯舞踊団) 舞台監督:辰巳次郎(劇団東演)






 常にクオリティーの高い人形劇を目指し創造してきたかわせみ座が、子ども向けの作品にありがちな「何かを得るために頑張る」「ひとりじゃなくてみんなでいっしょに」といった価値観に敢えてとどまらず、「手放すことでみえてくるものもあるのではないか」「ひとりには不安なひとりと豊かなひとりがあるのではないか」という根本的な疑問を呈し、現代人の抱える問題に深く迫ります。





 ある人形劇団の稽古場に、ひとりの孤独な子どもが迷い込む。人形遣い達はそんな少年に向けて劇を演じ始める。(劇中劇)「不安なひとり」をかかえる大金持ちの老婆バッパカ・バーバは、ひょんな事で伝説の「チビリュウの迷路」に行ってしまうが、迷路の中で大事にしていた宝石を次々と失う。最後には自分自身の心を狭く頑なに呪縛していた「不安なひとり」をも失う。…が、かわりに他人と触れ合うことの出来る豊かな「ひとり」を取り戻すのだった。
 子どもは劇の最中に、作品世界に入り込み、最後のシーンではバッパカ・バーバの気づきを助ける。劇中劇は終わる。子どもは世界の様々な声に耳を傾けることを覚え、まずは家族という他者の孤独と向き合ってみようと考える。