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■キャスト---------------------------
人形操演/山本由也、益村泉 童子役/河南有香、飛翠
■スタッフ---------------------------
作・原案/ 山本由也・益村泉 構成・演出/ 高畑勲(アニメーション映画監督) 人形美術・舞台美術/ 山本由也
[作品について]
アニメーション映画監督 高畑 勲
山本由也の名人芸は一度見たら忘れられません。みずから作った人形に、まるで魔法使いのように、いのちを宿らせることができます。人形が動かされているのではなく、本当に生きて動いているとしか思えないので、終わって人形が置かれると、死んだのではないかと思わずためいきが出ます。世界各地で観客が心を奪われたのも当然です。見事に完成された演目と併行して、山本・益村夫妻は、花の精や烏天狗や河童や座敷童子や雪女郎や雪狼や変化狐や花鬼など、日本の地に住みつづけてきた「まほろばのこだま」たちを舞台上によみがえらせようという大変意味深い試みに挑戦しています。このたび、これを本格的にまとめあげるにあたり、僕もいささかお手伝いをさせて頂くことになりました。どうか是非、かわせみ座の「まほろばのこだま―ののさまたちが目を覚ます」にご期待下さいますよう。
[ストーリー]
この作品は、日本の伝説、民話をモチーフに、夢・現・幻をつづったオムニバス形式の小作品集です。台詞は一切なく、わらべ唄と音楽とヴォイス・パフォーマンス、表現者自身と人形を表現媒体とした舞台空間芸術です。「まほろばのこだま」の主役は、現代日本人の意識から薄れている伝説や民話に登場する生き物、精霊、魔物や自然そのものです。
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