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人形劇団【かわせみ座】


CAST

作・美術/山本由也 脚本/ナカヤマカズコ 演出/かわせみ座 音楽/森順治
出演/山本由也・益村泉・永田陽二・速名美佐子・冬木

【作品について】

 妖精たちの住むバーレルセル森に、空の星から卵が落ちてきました。中からリュウの赤ちゃんが生まれ、住人たちは、こわがったり、よろこんだりと大騒ぎ。何とか、リュウの赤ちゃんを育てようとしますが・・・。バーレルセルの森で繰り広げられる、出会いと別れの物語。生き物を慈しむことの喜びと悲しみを一緒に感じていただきたい作品です。
 かわせみ座の「バーレルセルの森にて」では、登場する人形6体の個性を出すために、キャラクターの動きに合わせて一体一体人形ごとに違う作り方、違う使い方を考えました。その結果、違う表現力を持った人形たちは、バリエーション豊かで奥行きのある舞台を織りなしています。この作品では、普遍的なテーマをファンタジー(空想)の世界に置き換えて、現代に生きる人々に本当に大切なものはないか(愛・友情・思いやりetc)を伝えたいと思います。私たちにとって一体の人形を作り上げることは、一つの生命を作り出すことでもあります。人形たちは愛情豊かに育てられ、十分に育ち切ったところで、ようやく舞台に出ることができるのです。
もし、今あなたの目の前に大きくてきれいなタマゴが落ちてきたらどうしますか?

1)おなかがすいているので食べる。
2)何が出てくるかわからないからどこかに捨てに行く。
3)あたためてタマゴをかえす。

 ここバーレルセルの森には、いろんな住人がいます。みんなどこからともなくやって来て、とても素敵なこの森に住みついたのです。ある日、バーレルセルの森にひとつの卵が空から落ちてきました。好奇心いっぱいの住人たちは、このタマゴのことが気になって仕方がありません。お腹をすかしていてこのタマゴを食べたいと思ったり、新しい仲間がふえることを喜んだり、大きくて恐ろしい生き物が生まれてくるのをこわがったりと、大騒ぎです。でも結局は心優しいバーレルセルの森の住人たちは、このタマゴをあたためることにしました。そして、そのタマゴから生まれてきたのは、目と耳の大きいとてもきれいな色をしたリュウでした。みんなは赤ちゃんリュウのために食べ物を運んできますが、一口も食べようとしません。せっかく元気に生まれてきたのに、なにも食べなければ死んでしまいます。困り果てたみんなは、この森一番の物知りのところへ相談しに行きました。そこでこのリュウの秘密がわかります。
その秘密とは?

●リュウはどこからやってきたのでしょうか。
●母親はどうしているのでしょうか。
●リュウは大きく育つのでしょうか。

すべてはバーレルセルの森の住人たちの
愛と協力にかかっているのです。




「ホッポと望遠鏡」


タマゴ・耳を澄ませば
「タマゴ・耳を澄ませば」

ガーバ・チキチキ・愛
「ガーバ・チキチキ・愛」

ガーバ・チキチキ・別れ
「ガーバ・チキチキ・別れ」

梯子のストック
「梯子のストック」

チキチキに羽が生えた!
「チキチキに羽が生えた!」